アトピーに苦しんだ日々 Part2

Part1からの続き

ちょうどその頃、会社の定期健康診断を受ける機会があった。

医師の診察を受ける際、「他になにかありますか?」と聞かれたので、今の肌の状態について相談してみると「ステロイドを使わない良い皮膚科の先生を紹介しましょう」と、紹介状がないと受診できない皮膚科を紹介してもらうことができた。

そして、藁をもつかむ思いでその皮膚科へ行くことに。

先生が曲者だということは事前にネットの情報で知っていたが、本当にユニークな先生だった。「全裸になれ」「キン○マかゆいんか?」とかを平気で言うような先生で、人によっては受け付けられないタイプかもしれないが、自分は意外とすんなり受け入れられた。

確かに最初は「なんだこの先生!?」と思ったけど、それらの行動にはきちんと理由があって、その後に撮った写真を見せながら「ここはこういう理由でこうなっている、だから他の部分の肌はキレイだろ?」といったように、普段、鏡越しでしか見ることのできない自分の体の状態を、第三者の目で見ながら詳しく説明してくれたのだ。

これまで様々な皮膚科に通ってきたが、チラッと肌の状態を見て「お薬出しておきますね〜」といってステロイド剤を処方するような医者ばかりだったので、「この先生はちゃんと話を聞いて、明確に回答してくれる(回答が専門的すぎてわからないこともあるけど)」と確信(感動?)し、この少し偏屈な先生を信頼することにした。

最初はどんな治療をされるのかワクワクしていたが、言われたことは一つ。

「何もするな」

「はい?」という感じだが、詳しく聞くと、まずはステロイドを塗ったり保湿剤を塗ったりすることをやめろということだった。薬によって肌が薄くなり、本来あるべき機能が果たせていないのが今の状態だと。肌からすれば「薬のおかげで、おれ本気出さなくていいじゃん〜」という状態なのだと勝手に理解した。

「まずは自分の体を知ることからだな。血を調べよう」

ということで、血液検査を実施し、初診は終わった。

1週間後に出た血液検査の結果は散々で、悪い球菌にとって自分の体はとても居心地がいい(攻撃しやすい)体であるということが分かった。しかも、大好きで週に2,3回ぐらい食べていたピーナッツが、実はアレルギーだということも判明した。(この結果以降、ピーナッツを一切食べないようにしている)

初診後、先生の言ったことを信じて一切の薬を断ったが、ここからが本当の地獄だった。ステロイドの副作用で、顔を含む体全体が赤く、そして肌が白く粉を吹く(ボロボロ)ようになったのだ。

目に見えてひどい状態になったので、この頃から、仕事においても周りから「どうしたの?」と心配されるようになり、人に顔を見られることすら激しいストレスとなった。

ちょうど医者から「週に2回来れるか?」と言われていたこともあり、上司へ定期的な休みを相談。本当は仕事が休めるような業務状態ではなかったが、上司も明らかな異常に気づいていたので了承してくれた。ここから1ヶ月ぐらいは、週に2,3日は休暇を取り、ちょうど会社で導入された自宅勤務制度を活用して、なるべく会社に行かなくて良い状態にしてもらった。

会社に行っても肌がボロボロ落ちて机や椅子が不衛生だったし、何より人と話さないと進まない仕事ばかりなので、人と顔をあわせるのが嫌だった。この時期、自分が会社を休みがちなことを周りのみんなが理解してくれていたのが本当に助かった。(それぐらい、周りからみても心配されるような見た目の酷さだったということだ)

この頃が、これまでの人生の中で一番、人との接触が嫌な時期だったのは間違いない。思い出すだけでも辛くて仕方がない。

Part3へ続く(長いな・・・)

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